DomainKeys に基づくスパム防止の設定
DomainKeys に基づくスパム防止を有効にするには、以下を実行してください。
- Parallels Plesk Panel for Linux では、[ホーム]>[メールサーバ設定]([サーバ]グループ内)に進みます。 Parallels Plesk Panel for Windows では、[ホーム]>[メールサーバ設定]([サーバ]グループ内)>[スパムフィルタリング]タブに進みます。
- [DomainKeys SPAM 検知]グループで以下のオプションを選択します。
- 送信メールの電子署名を許可する。 このオプションを選択すると、コントロールパネルのドメイン管理画面からドメインベースごとに DomainKeys の電子メール署名のサポートを有効にできます([ドメイン]> ドメイン名 >[メール]グループタイトルメニュー >[メール設定]>[送信メールメッセージを電子署名するために DomainKeys SPAM 検知システムを利用する]オプション)。 送信メールの電子署名を自動的に有効にするわけではありません。
- 受信メールの検証。 このオプションを選択すると、DomainKeys システムはサーバがホスティングしている全ドメイン下のメールユーザが受信する全メールを検証します。
- [OK]をクリックします。
これでメールサーバは受信メールをすべて検証して、記載された送信者から送られたものであることを保証します。 電子メール署名に DomainKeys を使用しているドメインから送信されたメールは、検証に失敗すると削除されます。 DomainKeys プログラムに参加していないドメインから送信されたメールで電子メール署名していないものは、検証せずに承認されます。
1 つのドメインに対して、送信メールメッセージへの署名を有効にするには、以下を実行してください。
- [ドメイン]> ドメイン名 >[メール]グループタイトルメニュー >[メール設定]に進みます。
- [送信メールメッセージを電子署名するために DomainKeys SPAM 検知システムを利用する]チェックボックスを選択します。
- [OK]をクリックします。
複数のドメインに対して一度に、送信メールメッセージへの署名を有効にするには、以下を実行してください。
- [ドメイン]をクリックします。
- 必要なドメイン名の左のチェックボックスを選択します。 リスト内のドメインをすべて選択するには、列の見出しの上部左のチェックボックスを選択します。
- [修正]をクリックします。
- [プリファレンス]で、[送信メールメッセージを電子署名するために DomainKeys SPAM 検知システムを利用する]フィールドの隣の[スイッチオン]オプションを選択します。
- [OK]をクリックします。
すると、選択したドメインに対して以下が実行されます。
- 秘密鍵が生成されて、サーバのデータベースに格納されます。
- 公開鍵が生成されて、ドメインの DNS ゾーンに作成された TXT リソースレコードに格納されます。
- DNS TXTリソースレコードに記載されている送信者ポリシーは、「このドメインからの全メールメッセージは暗号化署名されている必要があります。このドメインからであるとされる署名なしのメールメッセージを受信した場合、このメールは削除されなければなりません。(all e-mail messages sent from this domain must be cryptographically signed; if someone receives an e-mail message claiming to originate from this domain, which is not signed, then this e-mail must be discarded.)」に設定されます。
- 送信メールメッセージはデジタル署名されます。 秘密鍵に基づいた署名を含む「DomainKeys-署名」ヘッダが、メッセージヘッダに追加されます。